2017年10月21日土曜日

Tezos内紛中

Tezosというトークンが、ICO後に内紛中のようです。
Tezos(テゾス)のICOに内紛の危機
ブロックチェーンに「真の民主主義」を導入せよ

2.32億ドルを調達したらしく、確かに大きな案件です。
イーサリアムのICO調達額は20億円弱ですから、Tezosは10倍以上も集めたことになります。
しかし、なぜTezosが「真の民主主義」なのか分かりません。
トークン所有者はネットワークそのものの変更について、提案と投票を行う権利をもつ。所有するトークンの数が多いほど投票権も増える。つまり、トークン所有者がシステムを完全にコントロールするということだ。このようにテゾスでは、誰でも投票権をもつことができ、投票によって結果が決まるという意味での民主主義が機能する。
いや、投票権がトークン数に依存するなら、結局お金持ちの都合で決まるのでは?
ドルに置き換えれば、富裕層20%が全部決めちゃうような感じですよ。
民主主義なのかなあ、それ。ちょっと違う気もします。

ともあれ、発案者の夫婦は、それぞれゴールドマンサックスとブリッジウォーターに勤務していたそうです。
そんな人達がICOして、250億円以上集めて、はいさようならってことはないでしょう。
多分、スケジュールが後ろにずれるだけなんじゃないかと思います。

もしこれで開発がとん挫して返金なんてことになれば、大山鳴動してネズミすら出てこない感じですね。
民主主義で円滑に物事を勧めましょうという人達が、内紛で争っているというのも皮肉です。

Zcashはなぜ暴落したか

Zcashについて
どうやら、全量マイニングで発行する通貨で、プレマインもなかったようです。
そうなると、上場直後は発行している通貨自体が少ないので、一枚当たりが高価になります。

最初のマイニングでは12.5ZECしかこの世に存在しません。
しかし、一日で7,200ZECが発行されます(ブロック生成2.5分)。そして、次の一日でもう7,200ZEC。
そうなると、通貨の発行量が毎日無視できない比率で増えていきます。

結果、毎日下がらないとおかしいという相場になってしまいます。
そりゃ、下がるでしょう。

上場直後は、53万どころでなく、1ZEC=3,299BTC(2.4億円)にもなったそうです。
Zcashローンチで相場は狂気の沙汰

これは上場の仕方に問題があると言わざるを得ません。
しかも、まだ上場してから1年程度です。
つまり、今から見ても、来年には、通貨の発行量は倍になっています。

創業者報酬は、最初の4年間のマイニング報酬のうち10%が割り当てられるそうです。
だったら、初めからその分を初期発行量とし、創業者達で割り振るべきでしょう。
これは105万枚程度になり、上場5か月目で底値を付けた時期と同じ発行量です。

BTCも同じ仕組みなわけですが、BTCは最初の仮想通貨であり、その価値はほとんど0でした。
Zcashは仮想通貨がある程度認められた後にできたものです。

通貨を発行する側の人たちが、このような仕組みをわかっていないわけがありません。
なぜこのような仕様のまま上場させたのか、ちょっと謎ですね。

BTCはバブルか

少なくとも、年初以来大相場であることは、間違いありません。既に6倍になっています。
週足チャートでは、移動平均線もなんのその、突き放しにかかっています。

今年はスーパー上げトレンドで、どこまでいくかが問題です。
上がり過ぎた後、休憩の下げ相場に移行すると思います。
BTCの大局的な見方は、週足がちょうどいいですね。月足だと遅い感じです。

週足でダブルトップなどのリバーサルパターンは、2014年以来作っていません。
25週MAが破れてリバーサルパターンを作っているようなら、要注意でしょう。
そこが6,000ドルなのか10,000ドルなのか20,000ドルなのか、それはなってみないとわかりません。




IOTA一目均衡表

たまには目先を変えて、一目均衡表で見てみましょう。

行く手には分厚い雲が待っています。
値幅が小さくならないと雲が小さくならないので、現状では余程の材料がないと上がらないでしょう。
雲が小さくなるのは、このまま小さい値幅を保てば12月以降になりそうです。

富士通のドイツCEOがIOTAのアンケートを取ってます。
IOTAアンケート
IOTAが唯一の妥当な暗号通貨か、という質問ですが、61%がYESとなりました。

思ったより期待されているのか、ホルダーが大挙してYESと答えているだけなのか、これは分かりません。
ホルダーの私も、YESとは答えにくいです。「唯一」と言われるとちょっと。
そう考えると、結構強気なアンケート結果とも言えます。


2017年10月20日金曜日

Zcash

暇なので、他の仮想通貨も取り上げてみましょう。
Zcash(ジーキャッシュ)注目の仮想通貨の将来性と価格について

匿名性に長けた通貨です。誰が誰に送ったか、第三者には分かりません。
ビットコインは、逆にオープンです。どのアドレスがどのアドレスに送ったか、誰でも確認できます。
後はビットコインとほぼ同じ。

今年、JPモルガンと提携したということで話題になりました。
完全匿名性という技術が有用だと判断したんですね。
CEOがビットコインは詐欺だと発言して話題になりましたが、技術は評価しているようです。

Zcashの価格は衝撃的で、上場直後に約530,000円をつけたそうですが、4,500円まで下がりました。
フリーザ様がナッパになってしまったわけで、実に99%以上の下落です。
現在は26,000円ぐらいでザーボンさん。JPモルガンとの提携発表が大きな材料になりました。

Zcashは、残念ながら犯罪組織に使われやすいという欠点があります。
これは非常に大きな点で、取り扱う取引所が増えにくいはずです。上場しにくい。
となると、他の通貨よりネットワーク効果が発生しにくくなってしまいます。

さらに、ビットコインとほぼ同じなので、スケーラビリティに問題があるはずです。遅いんですね。
また、価格が上がれば、ビットコインと同じようにコミュニティで分裂したりする可能性もあります。
個人的には、ちょっとエッジが弱い通貨かな、と思います。

IOTA創業メンバーインタビュー

ブロックチェーンビジネス研究会に載っています。
【IOTA創業メンバーDominik Schiener氏 BBC独占インタビュー】後編
気になった部分を引用します。
今後数ヶ月後以降に、いくつかの大手企業や政府とのパートナーシップを発表します。IOTAが業界の中でリーダー的機関になり、分散型技術における調査または発展、そしてその協力、共同制作、共同開発、起業、これら全てを牽引する存在になりたいと思っています。
本当にそんなに進んでいるんでしょうか。随分早いですね。
しかし、今後数か月後以降に発表ということだから、待っていれば分かる話です。

チャートは、値動きが小さくなって、ようやくきつい下げが終わったかどうかというところ。
値幅は0.4から0.5ぐらい。このまま横ばいが続けば底値圏を形成しそうです。

2017年10月19日木曜日

リップルニュース

リップルがニュースになってます。悪い方ですけど。
仮想通貨の取引仲介会社の代表 詐欺の疑いで逮捕へ

リップルについては、以前に少し勉強しました。IOUとXRPについて

ゲートウェイは銀行のようなものなのです。
記事 大石哲之 2014年09月23日 13:13 リップルの可能性と、そのリスクについて

こういうのを見ると、XRPはゲートウェイに依存しない通貨として、やはり必要なわけですね。
ただ、XRP自体が値動きするので、どっちにしろ大多数の人には使いにくいかもしれません。

ゲートウェイとしては、信頼性のある銀行がこれを担うのが手っ取り早いです。
当然、そういう動きは出ています。三菱UFJ、新技術の海外送金を来年導入 手数料安く

仮想通貨と違って、IOUは価格変動はありません。
大多数の人は、信頼できるゲートウェイ間によるIOUのほうが使いやすいでしょう。

ところで、既存の銀行システムは、全銀ネットによる中央集権型になっています。
資金精算の仕組み

全国の銀行を網羅するシステムは、相当に大規模になることは想像に難くありません。
IOUのやりとりであれば、必要なのはお互いのゲートウェイを信頼することだけです。
全国の銀行がリップルネットワークに参加すれば、全銀システムは不要になります。

そのうち、そういう時代が来るかもしれません。これは銀行次第です。

追記
今回の事件は、リップル社とは無関係、という意見もあるようです。
それはそうかもしれませんが、そもそもゲートウェイはどうやって認めているんでしょうか。

リップルネットワークの信頼性は、ひとえにゲートウェイにかかっています。
既存の銀行に売り込むべきものですから、小さな新しい会社は全部排除でもいいぐらいです。
政府の規制が遅れたのは残念ですが、リップル社が認可してれば無関係とは言えないでしょう。