2018年2月28日水曜日

BTC日足

思ったより強い値動きです。日本の取引所が足を引っ張ってばかりいる中、心強いですね。現在の価格であれば、三月の中旬までには下げトレンドラインとぶつかります。その時の反応がどうなるか。

コインチェックが金融庁に登録拒否され廃業が決まったとしても、顧客のコインの持ち逃げは不可能なはずです。NEMホルダーへの補償がプレスリリース通り行われるかどうか分かりませんが、ひとまずコインチェックの件は織り込んだのかもしれません。 

コインチェック社、消費者補償の具体的指針がないままみずほと伊藤忠が救済か
山本一郎氏の記事では、みずほと伊藤忠が増資を検討しているそうです。大手企業の増資で済めば、話は早いですね。


2018年2月27日火曜日

流出NEMがZaifへ?

【非常事態】コインチェック犯人が判明か / 仮想通貨取引所Zaifに犯人が口座を開設している可能性大

流出NEMの受け入れ先が無くなったためか、犯人は流出NEMのモザイクを消しつつNEMをZaifに送金しているとの記事がありました。犯人が、モザイクを消したから分からないと判断してZaifに送金したのなら、既に追跡されていますので急展開もあり得そうです。そんなにうっかりさんなのかどうかは分かりません。

送られたNEMは数百万とのことで、具体的にいくら送られたか分かりませんが、1NEM40円とすると100万NEMで4千万円、500万NEMなら2億円になります。それなりの額ですね。

あと、全然関係ないですが、Zaifの概算約定金額の表示がおかしいようです。yutaさんのツイート

これは銀次さんの件とは全く別件で、一定数以上の枚数を買うと概算約定金額の表示が圧倒的安さになるそうです。しかし、板で売買するわけですから、流石にこの価格で買えるわけではないと思います。概算の表示が変というだけでも十分おかしいですけど。掛け算するだけじゃん、それ。

追記
Zaifの注文表示を試してみました。アカウントが無くても試せます。表示がおかしくなるのは成行注文ですね。 しかし、成行注文は今は出来ないはずなので、特に影響はないはずです。ところどころ表示がおかしくなるのは、むしろZaifからすれば平常運転なのかもしれません。

EメールリークへのIOTA公式声明

Official Statement Regarding the MIT DCI Email Leaks
まず、IOTAはこのEメールリークを非難するとのことです。プライベートなものであり、公表の合意が取れていないから、と書かれています。とはいえ、第三者が知り得る情報ではないので、IOTAかDCIかどちらかの人でないとリークできないはずですが。

タイムラインを読んでみますと、9/6のところで、Nehaは彼女らの論文が公表の準備にあることをIOTAに伝えて、修正項目について問い合わせています。しかし、IOTA側が送った修正項目をほぼ無視し、解決に向けた他の道も提示しなかった、とのこと。

さらに、DCIは当初は非常に思慮深く、最初に合意した情報開示の期間にも余裕を持たせたとのことですが、にもかかわらず以下の項目で非難されるべきだと述べています。
  • 事前通告なしに記者やIOTAの競合に彼らのレポートの詳細を教えたこと
  • IOTAチームの提示した問題点について、ひとつも解決するどころか対応することもなく、レポートの公表をしたこと
  • 彼らの主張を実現するコードや文書を発表していないこと
そんな感じで、責任ある情報開示とは言えない、と非難しています。確かに、正確な情報のみを基に判断する人ばかりではありませんし、後で誤報であることが分かっても、なかなかそれが広まらないこともあります。責任ある情報開示をするのがいかに重要か、よく分かる案件だと思います。

IOTAの脆弱性発表までの経緯

これはいいニュースですね。IOTAとMITのメールのやりとりがリークされて、IOTAの脆弱性に関する発表がどのように行われたのかが公になりました。
Reports of IOTA cryptographic vulnerabilities debunked in email leak

要旨部分を訳してみます。
  • DCIは、IOTAのシステムに攻撃でき、ユーザーの資金を盗めるかもしれない方法についてIOTAに報告した。DCIは実際に攻撃のデモンストレーションは出来なかったが、理論的に可能であると主張した。IOTAは、後悔するより安全性を優先し、テストされたハッシュ関数へのアップデートを2017年8月に実施した。
  • この間、IOTAは、堅苦しいEメールよりさらなる詳細とリアルタイムの会話を求めていたが、DCIは情報のリクエストを無視し、リアルタイムの会話を拒否した。代わりに、何週間にも渡るEメールの交換を選んだ。その時に、出所不明の人が、まだデモンストレーションされていないIOTAの脆弱性について記者にリークし、これは責任ある情報開示の期間が終わる前に行われた。
  • DCIは、IOTA側の助けを得ながら脆弱性を見つけるためにタングルのあら探しをしていた。数ヵ月しても、何も新しい物は得られなかった。攻撃は成功していないし、デモンストレーションも出来ていない。IOTAのCurlの開発者は、DCIの人々より新しいシステムについて、当然もっと多くを経験していることが、Eメールのやりとりから明らかになった。
  • DCIは、IOTAの暗号化についてレポートを発表するつもりであると伝え、学術と専門家の礼儀として草稿をIOTAに送った。学術の同輩でありCurl暗号化の専門家として、必然的にIOTAはその論文をレビューし、事実に基づく要点について詳細な提案を残したが、これらの提案は完全に無視された。
  • DCIは、IOTAの暗号化技術が脆弱であると宣言した論文を発表し、IOTAが不器用でごちゃごちゃで専門的でない反論のみをしたと主張し、IOTAチームが十中八九自分達で暗号化関数を作る能力がないと示唆した。
この内容が事実であれば、すでに8/12の時点でハッシュ関数が変更されているので、9月に発表された脆弱性云々の話は一体何だったのかということになります。IOTAの開発者は変なのに絡まれて散々だったということになり、DCIがセンセーショナルな発表をしたかっただけという風に見えますね。

コピープロテクションという、IOTA側の意味の分からない言い訳も不要だったのではないかと思います。当事者たちは、そんなに簡単ではなかったのかもしれませんけど。

このEメールのリークを誰がしたのか、まだ明らかにはなっていないようです。しかし、DCIがあまりに酷いので、IOTA側の誰かがリークしたと考えるのが自然でしょう。最高学府のひとつであるMIT所属でもこんな態度なんでしょうか。私の訳がどこまで正確かわかりませんが、この話も徐々に広まっていくと思います。

IOTAが公式にこのリークに対して声明を発表していますので、これについても次で取り上げます。

2018年2月25日日曜日

フォルクスワーゲンとIOTAII

IOTAの今日の上げっぷりは変なので、何かファンダメンタルズの材料があるんだろうと思ったら、フォルクスワーゲンと提携したそうです。
Volkswagen announces cooperation with IOTA

とはいえ、フォルクスワーゲンの最高デジタル責任者が最近IOTAの監査役になったのもニュースになって、私も記事にしましたし、今回のこのニュースもそんなに意外ではありません。むしろ提携がないほうが変ですよね。社内の重役がわざわざ監査役になってるんだから。

相変わらず相場は気まぐれで、訳の分からない理由で上がったり下がったりするものです。しかし、完璧に効率的な相場なんかになろうものなら、私が儲かるわけありません。相場の気まぐれは、実は有難いものなのです。

Mr.Market is your servant, not your master.

IOTA日足

一応、まだアドレス数当たりの安値は維持しています。現在34万アドレスに対して1.86ドルなので、1万アドレス当たりの1MIOTAは0.054ドル。最安値は27万アドレスに対して1.2ドルですので、0.044ドル。

現在は30日移動平均線vs200日移動平均線の状態です。ただ、今日は軒並み他の仮想通貨が値下がりしている中で結構値上がっているので、珍しい値動きです。30日MAと200日MAが近づいてますので、反転準備中という感じはします。ただ、あっさり下抜けるかもしれませんのでその点は注意が必要です。

2018年2月24日土曜日

ビットコイナーと世間

仮想通貨とブロックチェーンの歴史的意義を見誤ってはいけない
「現金輸送車が強盗に遭ったからといって、日銀券の信頼が揺るがないのと同じだ」と野口氏は語る。
そんな風に考えていた時期が、俺にもありました。でもビットコイナーの皆様、ちょっと待ってください。例えば、現金輸送車から580億円が盗まれ、盗まれた銀行が数百万人の口座を預金封鎖して再開目途もなく、また1千万の補償もないとしたら、それでも世間の日銀券への信頼は揺るがないのでしょうか。

あるいは、ある銀行が一人の預金者に対して、システムバグで2,246兆3,805億円の預金がある状態にしてしまったとしたら、それでも世間の日銀券への信頼は揺るがないのでしょうか。

日常茶飯事として現金輸送車への襲撃があり、何百億円も盗難され続けている状況で、自分の口座がいつ預金封鎖になるかも分からないとしたら、それでも世間の日銀券への信頼は揺るがないのでしょうか。

どの銀行でも1千万円の補償が無く、またどの銀行も安全と限らず、タンス預金が推奨されるような状態だとして、それでも世間の日銀券への信頼は揺るがないのでしょうか。

そんな状態なら、日銀券をドルやユーロに変える人も多いのではないでしょうか。現に、自国の通貨が信用できない国の人々が、他の通貨に変えているのは珍しいことではありません。制度上万全に保全されている日銀券を仮想通貨の喩えに用いるのは、そもそも適切なのでしょうか。

ハッキングは取引所固有の問題で、ブロックチェーン自体は問題ない、というのは分かりますが、取引所も間違いなくコミュニティの一部であり、仮想通貨の信用に関係ないというのは違和感があります。

当局と仮想通貨

仮想通貨市場の現在の下げトレンドが続くかどうかは、ひとえに日本当局にかかっていると思います。そういう視点でみると、いくつか好材料がありました。

麻生太郎財務・金融担当相、プレ金は「特に関心ない」
コインチェック仮想通貨流出 捜査本部を設置へ

取引所に対して、「厳正に対処しつつある」 という大臣の言は大変頼もしいものです。また、CCに関しても、不正アクセスの原因が分からなければ、コイン出金再開の目処が立ちません。本当に営業を続ける気があるなら、一刻も早く不正アクセスの原因を突き止めて金融庁に報告し、改善しなければなりません。

裁定取引での価格差は、コインチェックの下鞘で5万円程度まで小さくなりました。これはいい傾向ですが、金融庁とて万能ではありません。Zaifを登録業者にしてしまったことからも、それは分かります。また何か悪材料が出て下がることは、十分にありえるでしょう。

コインチェックが金融庁の認可を受けて無事に営業再開でき、Zaifも問題なく営業が続けられるようなら、早期のトレンド転換もあるかもしれません。しかし、昨年の仮想通貨の価格は異常な上がり方をしていましたので、下げ相場がしばらく続いても別に文句は言えないと思います。

追記
最近、またZaifがやらかしてBTCの価格が一時的に60万円台まで下がりました。その件で、Zaifのロスカットが遅すぎるということで、集団訴訟を検討されている方がいるようです。
なおとさんのツイート

注文が通らないので有名なZaifですが、松井証券はFXの18秒の約定遅延で200万円の損害賠償金の支払いを命じられたそうです。Zaifは18秒どころか分単位なので、これも裁判になれば原告が通りそうな案件だと思います。そもロスカット云々以前に、普通は60万円まで落ちません。裁定取引が入るはずですから。

2018年2月22日木曜日

ビットコイン月足

随分壮大なチャートですが、一応、2013年からのロングトレンドラインが引けます。非線形的に増えていくビットコインの利用者数を反映していると言えそうです。このラインは、2015年の下げ相場が終わった時から引いてもほぼ同じです。

このトレンドラインを伸ばしていくと、2021年中には50,000ドルまで行きます。オーバーシュートすれば10万ドル、15万ドルなどという価格もありえるかもしれません。とはいえ、今の価格は1年分織り込んでいる感じはします。

このトレンドラインが、必ず機能するとは限りません。しかし、少なくとも今年のうちに割れるようなことがあれば、結構安いと判断していいでしょう。


ダン・モアヘッドとビットコイン

ダン・モアヘッド氏という人を、今日初めて知りました。
ビットコインを72ドルで買った投資家、次のブーム前には50%の下落もあるか?と発言

原文の英語の記事は昨年12月21日に公開されてます。最大風速で6,000ドルまで下がったので、既に調整は済んだとみているようです。Dan Morehead's tweet on 7th February 2018
賭けるなら、それが底である方に賭けるという書き方をしてます。

しかし偉いおっさんがいたものですね。おっさんの発言の日本語訳を引用してみます。
「ビットコインやイーサリアム、リップルのような大型ブロックチェーンにとって、今はこの先何十年と続くうちの1イニング目でしかないんだ。これから何度となく上昇し、何度となく下落することだろう。だけれど・・まだ本当に初期なんだよ」
こんなにシンプルで的を射た意見を見ることは、なかなか無いでしょう。偉いおっさんです。

2018年2月21日水曜日

Zaifの言い分について

ロイターの記事を引用します。仮想通貨取引所Zaifでシステムトラブル、0円で売買
仮想通貨交換業者のテックビューロ(大阪市)は、運営する取引所Zaifでシステムに不具合が生じ、顧客7人が0円で仮想通貨を購入するトラブルが発生したと発表した。同社は「顧客6名とは対応を済ませており、残る1名とは継続対応中」としている。
残る1名が銀次さんなわけですが、その他の6名とは話が済んでいると発表しているんですよね。しかし、銀次さんの動画を見れば分かりますが、彼によれば、Zaifは対応自体そもそもしていないのです。継続対応中というか、対応していない。メールは無視、アカウントはロック。

銀次さんの動画によると、Zaifは、ようやく昨日になって、アカウントロックを解除しましたという連絡をメールでしただけです。取引についての謝罪などは一切ありません。

こんな会社が、他の6名にはちゃんと対応したんでしょうか。素早く誠実に謝罪し、取引無効にしてくださいと電話なりメールなりでお願いしたのでしょうか。個人的には、とても信じられません。6人対応済を真とすれば、強制的に取引無効にし、何も言ってこないので対応済としているだけじゃないでしょうか。

コインチェックはノミ取引の疑いがあり、それ自体の違法性はグレーなものの、帳簿と実際の残高が合っていない可能性があります。Zaifも当然その疑いがあります。当局によるルール作り及び第三者機関による厳正な監査が必要でしょう。

結局、取引所が中央集権的である以上、その規制には当局に頼らざるを得ないんですよね。これは分散型台帳であるブロックチェーンに関わる大きな矛盾です。しかし、将来的には、DEXが取引所に対抗出来るぐらい成長し、一方で半端な取引所は不祥事を起こすので一掃されていくと思います。

コインチェックが資本提携検討

コインチェック、資本提携検討 商社や金融機関など候補 金融庁も後押し
これもねえ。いいニュースか悪いニュースかというと、悪いニュースに見えるんですよねえ。

何故かというと、金融庁がこれを後押しするということは、 彼らはコインチェックが独力で業務を継続できると思ってないという意味でしょう。普通、公の立場である金融庁が後押しするというのは考えにくいことです。コインチェックの内部が酷い状態であると言っているようにしか見えません。

ところで、みなし業者に営業期限が設けられたそうです。 仮想通貨、みなし業者営業に期限
コインチェックが今のままで通るわけないです。匿名性通貨の上場廃止すらしなかった会社ですから、通る気もないんでしょう。大体、1ヵ月近く経ってハッキングの原因について発表が無いのはなぜでしょうか。

6,000からのリバウンドは強烈でしたが、まだ市場の下げトレンドは終わっていない感じがします。100日移動平均線が綺麗に抑えてますね。

Zaifに関するNHKニュースを見て

これは相当まずいですね。仮想通貨の交換サイトで不具合 一時ゼロ円で購入可能に
何がまずいって、「一部が転売しようとしたため交換サイトで異常な数値が表示された」ってZaifがNHKに説明していることですよ。ちょっと待て。転売する意図があったならいくらでも売れただろJK。

一部のお客様が弊社の間抜けなシステムを確認してくださって、その結果異常値が表示された」が正しい説明だと思うのですが。

銀次さんが優しい方であったのが、この場合は悔やまれます。私が21億BTC買っていれば、勉学に励む福沢諭吉のごとく机にぶっ倒れるまでぶっ通しで売り浴びせ続けて随時出金措置を取り続けると同時に、BTCも出来る限りの送金措置を取り続けたものを。

相場はそんなに甘くありません。相場でのミスが許されることはありません。バフェットだろうとソロスだろうと、例外はありません。当然、私ごときのミスも許されるはずがありません。その覚悟があってこそ、利益を全て自分に帰することができるのです。

ところで、Zaifのものらしいモナウォレットは、既にトランザクションが1日ありません。これが本当にZaifのものであり、かつ他に残高の豊富なウォレットが無ければ、少なくともモナはZaifから出金措置を取っても出金できていないはずです。これについても続報に注目したいと思います。

2018年2月20日火曜日

BTCの取引所間の価格差について

コインチェックとその他の取引所でのビットコインの価格差が広がっています。現在の価格差はここで見られます。ビットコイン 価格/相場/チャート:取引所別一覧

コインチェックで買ってビットバンクで売るだけで、差額はなんと12万円を超えています。普通はこんな価格差になりません。

コインチェックは現在出金停止中で、BTC売買は出来るけど移動できません。しかし、現金は出金できますから、コインチェックでBTCを持っている人は、さっさと現金化して出金したいわけです。ですから売り圧力が高くなって、市場価格よりBTCがディスカウントされます。

それを買う人は、コインチェックがGoxするかもしれない、そのリスクを負っていることになります。ですから、Gox確率が高いと市場が見れば、価格差はどんどん広がります。ちょうどMt.Goxの時も、GoxだけBTC価格が異常に下がっていきました。

コインチェックを除けば、取引所間の価格差は最大でも7千円ほどです。要するに、この価格差が著しく増大していけば、市場はコインチェックがGoxすると思っているということになります。12万というのはかなりの価格差に見えますが、広がるのか縮まるのか、今後の推移に注目です。




トレンドラインと対数軸

ふと思ったのですが、トレンドラインは普通の軸と片対数軸で違ったラインになってしまいます。相場10年でこの程度のことにようやく気が付いているのは、間抜けとしか言いようがありませんが、これについて少し考えてみます。

どちらを使うべきかは、ズバリ、好みの問題でしょう。しかし、パフォーマンスで評価される相場師は、普通の軸よりもむしろ片対数の方が良い気もします。そういえば、ピーター・リンチの本でも、全部グラフは片対数でした。

試しに日経平均でラインを比べてみます。上のグラフが片対数、下は普通。片対数の方が、一本のラインで相場を表現できているような感じがします。2003年から2007年の上げ相場、2012年から現在まで続く上げ相場、といった具合に分類できます。

普通のグラフですと、2003年からのラインと、2012年末からのラインに意味はありません。ただ引いてみただけの、意味のないラインです。重要なラインは2005年と2016年からのものであり、この場合は一度相場が休憩したか、ないし下げ相場を挟んだという捉え方になるでしょう。

上げ相場の期間中パフォーマンスが一定であっても、普通の軸では最後の方が値上がり幅が大きいので、上げ相場が始まった時点からのラインが引けません。一方、片対数ならパフォーマンスが一定なら値上がり幅にかかわらず、ラインは一定です。

というわけで、片対数の方が優れているとは言いませんが、少なくとも片対数のトレンドラインを無視していいとも思いません。私はとりあえず両方見ていこうと思います。今後ブログで取り上げるチャートは、しばらく片対数にしてみます。



流出NEM大盛況

大変よく売れているようです。ネム交換100億円分超か

技術的に詳しいことは分かりませんが、たとえ事件の報道前でも、犯人がどこかの取引所を使えば、そこから足が出る可能性があるんでしょう。それに比べれば、自前の取引所の方がリスクが小さいはずです。

自前にした分ディスカウントする必要がありますが、元が巨額なので大したことはありません。私なら急いで他の通貨に換えたくなるところですが、流出してから取引所開設までタイムラグがあったのは、飽くまで焦らず、最も足のつきにくい変換方法を考えていた期間だと思われます。

流出したNEMが全部捌けてしまえば、ウォレットのタグ付けも意味がありません。今回のクラッカーには全く関係ないものになりますから。NEM価格は事件後半額程度になりました。最近は毎日10億円程度が売れているようなので、確かにそのペースなら後一ヵ月ほどで捌ける計算になります。

この件は、もう手の打ちようが無いのではないかと思います。

それにしても、コインチェックのコイン封鎖はいつまで続くのでしょうか。そろそろ一ヵ月になりますが、納税分のお金を現金化してなくてコインのままで封鎖されている人もいるんじゃないかなあ。納税分をNEMで持ってた人も多分いると思いますが、去年の利益に対しては容赦なく課税されるんでしょうね。

NEMが流出した上に税金がかかり、しかも損益通算不可。これでは産業も育ちようがないです。リスクを懸念する人の方が遥かに多いでしょう。なぜ現在の税制に取引所が抗議しないのか、全く不思議です。株なら、不利な税制になるなら証券会社総出で抗議していると思います。

2018年2月19日月曜日

20億BTC売り注文について確定

やはり彼の指値注文でした。5:48からです。それにしても、指値注文は相当良心的な判断ですね。私だったら、恐らく2択です。
  1. 少量ずつ成り行きで可能な限り売り浴びせ続けると同時に利確分の日本円を出金させる
  2. とりあえず30,000BTC外部に送ってZaifウォレット確認後、Zaifウォレットの残BTCを移動させる
一気に成り行きで21億BTC売るのも選択肢に入らなくはないですが、ストップ安がなく0円まで下がってしまうと思われるので、相場を混乱させるにはいいですが、利確の意味ではやや筋悪かもしれません。

1で出金させる意味は、銀行口座に入金することでロールバックをさせないためです。2はそもそも30,000BTCがZaifウォレットにあるかどうか分かりませんが、多分そのぐらいはあるでしょう。一回ブロックチェーンに記述されてしまえば取り返せませんから。当然、残りがあればそれも移動させます。

Zaifはいまだにアナウンスが無く、しれっと営業してます。まだはっきり分かりませんが、営業が続けられるなら、今回のバグによるセルフGoxの影響は小さいのかもしれません。とはいえ、未来においても似たようなチョンボが炸裂する可能性はあります。

ちなみに、この動画で銀次さんはBNF氏のジェイコム株事件について触れていますが、誤解が無いように書いておくと、注文が1円でも実際の注文はストップ安の値段でしたので、当然ですが1円では買えません。動画で確認すると572,000円です。

追記
Zaifでは、出金エラーになってサポートに連絡してもしばらく放置になってしまうことが、前からあったようです。今回の件でも、危機的状況を告知せず出金だけセーブして営業を続けている可能性もあります。その場合は、いつまでも誤魔化せるものではありません。いずれにせよ、近いうちに明らかになるでしょう。



IOTAにバックドアが入ってた?

そんなに内容のツイートがあったので、IOTA公式の発表を読んでみました。
Jake Williams‏さんのツイート
Official IOTA Foundation Response to the Digital Currency Initiative at the MIT Media Lab — Part 4 / 4
ちなみにIOTAの公式発表は1月初めのものなので、既に1ヵ月以上経過しています。

で、ここからは私の貧弱な英語力が試されるわけですが、結論から書きますと、別に新しい話題ではありません。私の理解では、バックドア云々は、以前IOTAで使われていたハッシュ関数と関連しています。以前IOTAで使われていたハッシュ関数について、脆弱性があるというレポートが昨年MITから発表されました。

そもそも何故自前のハッシュ関数を使ったのかという疑問があるわけですが、これは要するに、IOTA側は脆弱性について分かっているにもかかわらず、それを用いたということになってます。悪意ある人がIOTAのプロトコルをコピーして悪用するのを防ぐためだそうです。

つまり、ただコピーしてもコピーしたものにはハッシュ関数の脆弱性があるから使えない、という理屈ですね。これをコピープロテクションと彼らは呼んでいます。大分苦しい言い訳のように見えます。

しかし、結局MITにすっぱ抜かれたので、KECCAK-384という業界のスタンダードに戻した、とのことです。脆弱性が周知されてしまえば意味がないからと書かれています。しかし、それならば意図して脆弱性を付けておいていいのかという問題が出てきます。これについては延々と批判されるんだろうと思います。

個人的には1つ発見がありました。現状ではIOTAでは送信の度にアドレスと秘密鍵を作り直すという超絶使いにくい仕様なのですが、彼らもそれは認識しているようで、成長痛だと書かれていました。つまり、そのうちキーのリユースも可能になると期待していいはずです。

ともかく、IOTAについては、まだまだベータ版であるという認識は必要だと思います。

2018年2月18日日曜日

ZaifにMONAが無い?

既にZaifのモナコインが無くなっているという不確定情報を見かけました。ZaifのウォレットはMUvWYf1xSc8hwGupGeZ2dKp3LVsgv92cznらしいです。

このウォレットへの総入金額は、3,400万MONAを超えています。1MONA600円としても200億円を超えます。そのウォレットの残高が、トランザクション数14,786時点で4,000を切っていますので、240万円程度。ひとつの大きなウォレットの残高がほとんど無くなったことは事実のようです。

これがZaifのものかどうか私には分かりませんが、ZaifでMONAを入出金したことがある人なら、これがZaifウォレットかどうか、簡単に確認できると思います。

仮にこれがZaifのものなら、MONAがほとんどないので、銀次さんと同じ症状が出た人が0円MONAを買いまくり、ここぞとばかりに送金しまくった可能性があります。セルフGoxです。ウォレットが一つとは限りませんし、CC事件後にセキュリティでドヤしてた朝山氏の会社ですから、そんなことは無いと思いますが。

20億BTCの売り注文について

銀次さんが、今日の動画で、「売り注文を出したかどうかについては過去の動画で話しているので、過去の動画を確認してください」と言っていました。

先の動画を確認して見ますと、「トレードに出せちゃったから問題だよな」と、9:36辺りで発言しています。トレードに出せた、というのは、最初の21億BTCの買いのことであれば、日本語の表現がおかしいです。21億BTC買って、20億BTCの売りを試しに出してみて、出せちゃったということでしょう。

ZaifのBotであれば、買われた21億BTCに対して、何故20億BTCなのか説明できません。蓋をするため買いと同数のBTCの売りを出すなら、21億BTCになるはずです。 銀次さんが21億BTC買って、試しに20億BTC売り板に晒してみたということでしょう。数字がずれてるのは、手入力なので省いたと思われます。

約定したら大変ですから、相当気を遣って高めに、かつ自分で見て分かる高さに出したはずです。 「テクニカルな人間なもんで、試しに買っちゃった」という方なので、試しに売り注文を出したと考えるのが理にかなっているように思います。むしろ全量成り売りしたら面白かったのに。

追記
銀次さんは、別の動画の中で、簡単決済で0円で売って反映されたらまずいので売らなかったと言っています。これは20億BTCの売り注文を出すのとは全く別の話ですので、今のところ売り注文は彼のものだと思っています。

TelegramのICO

Telegramというのは、LINEみたいなチャットアプリです。そのTelegramがICOするそうです。
【コインテレグラフ独占スクープ】2億人のチャットアプリ「テレグラム」が仮想通貨統合へ、競合アプリまたぐ新たな仮想通貨も発行か

ICOの調達額が異例で、数千億円単位になるようです。大口の投資家ならプレセールで買えるようですが、それ以外の人は3月かららしいです。話題としては面白いですが、私は参加する予定はありません。
 
というのは、このTelegram、強い匿名性を持っていて、管理者ですら会話内容を把握できない仕組みなんだそうです。つまり、犯罪組織にうってつけのアプリです。実際使っています。IS支持者ら137人を逮捕済み
Telegram自体を禁止にするかどうかで議論している国もあるようです。

LINEがいいかというと、それはまた別の話だと思いますが、少なくとも匿名性通貨と当局の相性がいいわけありません。Telegramのコインがどんなものか分かりませんが、元が匿名性のメッセージアプリなんだから、通貨も匿名性になるんでしょう。

アプリ自体が規制対象になりかねないようなものが、さらに匿名性通貨まで扱うようになったら、それでも当局は規制しないまま放置するでしょうか。個人的には疑問です。

さらに書けば、ブロックチェーンというのは元々オープンなものです。ウォレットの取引履歴は誰でもネットで確認できます。コインチェックのNEM流出が、誰でも素早く確認できたのはブロックチェーンのお陰です。匿名性通貨はブロックチェーンの理念と真逆なので、個人的にはあまり好きではありません。

2018年2月17日土曜日

Zaifのダンマリについて

21億BTC買えてしまった銀次さんに対して、Zaifは謝罪すらないそうです。今の段階では公式のアナウンスもありません。重大すぎるバグを指摘してもらっているのだから、謝罪と感謝は当然だと思います。スマホゲームですら詫び石があるわけで、Zaifはスマホゲームの運営未満と言ってよさそうです。

謝罪以前に銀次さんはZaifとのコンタクトすらままならないようで、Zaifは相当不誠実ですね。正直、このままならコインチェックと大差ありません。大したことないバグとして揉み消したいのかもしれません。特に、今は金融庁の調査が入っている時期なので。

しかし、銀次さん以外に0円取引した人がいる可能性があります。簡単売買で表示が0円になっていたらしく、他の人でも同じ時間にアクセスしていれば0円売買できているはずです。そういう人達が0円で買って外部に送金等していることはあり得ます。その場合は当然、Zaifの帳簿と実際の残高が合わなくなります。

この場合は、取引所のセルフGoxという状態です。Goxは外部から攻撃を受けてコインがなくなることですが、今回の件は正式な手続きを踏んで購入されたものなので、Goxではありません。飽くまで悪いのはZaifであり、セルフGoxです。

ZaifがセルフGoxしているのかどうか、しているのなら額はどの程度なのか、分かりません。出金がエラーになってサポートに連絡しても放置されることで有名なZaifですから、既に帳簿と実際の残高が合っていない可能性もあります。

ともかく、Zaifから正式にアナウンスが無ければならない事件であるのは間違いありません。この件に関しては、金融庁の認可も全く当てにならないというのがわかったのは大きいですね。

ZaifのBTC取引でバグ

Zaifのバグで20億BTCを0円で買えてしまった男性の動画がyoutubeにアップされています。一時的にですが、彼のアカウントの時価評価額の表示は2,200兆円をこえました。


恐らく、彼の売り注文と思われるキャプチャもあります。
 灯篭 Blockchain かもしれない‏ さんのツイート
20億BTCとかいって、発行枚数は2,100万BTCまでしかないんですけど・・・。

この売り板は、売り注文としてぶつける気は無くて、売り注文が出せるかどうか試したんですね。
もしぶつけられたら20億BTCの注文ですから、誰も支えられません。もし彼が成り行きで売りなんかしてたら、多分0円近傍まで価格は落ちたんじゃないでしょうか。

Zaifについては、NEMのコールドウォレット使って無さそうという記事を書きました。
加えてこんなデタラメな注文が通ってしまうシステム。擁護しようと思っても流石に出来ません。

追記
20億BTCの売り注文については、Zaifが自動で出した可能性もあるようです。簡単売買で20億BTCをZaifは売っているので、20億BTCを買い戻さないとバランスが取れません。そこで、相場操縦の見せ玉を出したのではないか、と指摘されています。

2018年2月16日金曜日

マンガーと仮想通貨

バークシャーハサウェイ社マンガー氏が仮想通貨を痛烈批判「厳しく踏みつけるべき」
以下は引用です。
安易な金儲けに人々が飲み込まれているのが、ただただ不愉快だ。<中略>これに対する、我々の政府の手ぬるいアプローチは間違いだ。これほど悪質な物への正しい答えは、厳しく踏みつけることだ
  ____  ズルズルーーッ!!         /     \      /   ⌒  ⌒ \   何言ってんだこの爺さん    /   ( ●)  (●) \     |   、" ゙)(__人__)" .)|    ___________    \      。` ||||==(⌒)ー、| |             | __/         ||||    \  〉| |             | | | /    ,  | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ .| |             | | | /   /   ヽ回回回回丿     | |             | | | | ⌒ ーnnn.ヽ___/     |_|___________|  ̄ \__、("二) └─┘ ̄l二二l二二  _|_|__|_
厳しく踏みつけるって、どうやって踏みつけるんでしょうか。米国で仮想通貨の開発所持売買採掘を全面禁止にしろということでしょうか。それでも米国人が損するだけなので特に意味があるとは思えませんし、そもそも出来ません。

安易な金儲けに人々が飲み込まれているのが不愉快というのも、よく分かりません。そもそも相場を張るなら他人が儲けようが損しようが知ったことではありません。集中すべきことは自分のパフォーマンスであり、他はどうでも良いことです。

話題は飛びますが、私のとんでもない誤訳がはっきりしました。
マンガー氏と長年共に働いてきた世界第二位の富豪ウォーレン・バフェット氏も先月、仮想通貨がいつか悪い結末を迎えると述べている。さらに「全ての仮想通貨に連動した5年後に満期がくるプット(売り)オプションのような長期プットオプションがあるなら喜んで買いたい。だが空売りは一円もしない」と述べていた。
以前、バフェットとビットコインという記事を書いて取り上げましたが、 バフェットは(そんな商品はないけれども)5年満期のプットを買いたいと言っていたんですね。当時、記事を書いているときも、何か a five year putの訳がしっくりこないと思ったんですが、そりゃ私が誤解してたんだから当たり前です。

あの爺さんはオプションの売買なんかしないという先入観があったせいで、180度違う意味にとってしまいました。確かにputを名詞としてつかえば put optionの意味ですね。というわけで、二大巨頭はいまだに頑ななテクノロジー否定派です。首尾一貫はしてます。仮想通貨についての意見には賛成はしませんが。

偉大な爺さん達が気に入ろうと気に入るまいと、世界は気にしません。

BTC週足対数軸

価格は回復しつつありますが、個人的にはまだコインチェック次第だと思ってます。週足のRSIで見ると、2015年には30ぐらいまで下がっています。現時点ではまだ50ぐらい。要するに、下げ相場入りならまだ序盤戦でもおかしくありません。

既に、コインチェックは集団提訴されていました。
「仮想通貨そのものを返せ」コインチェック集団訴訟、第1次提訴…弁護団「戦後最大規模の消費者事件」
まだ第1次提訴に過ぎず、今後もこれらの訴訟が続くでしょう。

国税は海外に弱い?

富裕層の申告漏れがたった441億だと? 元国税調査官が怒りの警告
国税に関して気になる記事があったので、引用してみます。著者の大村大次郎氏は、元国税調査官です。
国税出身の筆者は、国税という組織が海外取引に弱いということを身に染みて知っております。現在、税務署の職員の大半は大卒ですが、英語をきちんと話せる人は10人に1人もいないでしょう。民間の大企業などに比べればはるかに遅れているのです。
それに対して、国税はほとんど有効な手を打ってきていません。
国税という組織は、未だに国内取引を監視することが業務のほとんどを占めており、海外取引に割いている人員はごくわずかなのです。
時代遅れも甚だしいのです。
「国税ももっと海外に目を向けるべき」
と言われ始めてから、もう30年も経つのです。そして、国税は30年前とほとんど変わっていないのです。
なんとも言葉になりません。

租税条約を読んでみる

さて、「海外取引所を使っていても、租税条約に基づいて取引内容を問い合わせることが出来る」という意見をネット上で見かけました。では、実際の租税条約はどうなっているのでしょうか。例えば先の私の記事のように、匿名性通貨を噛ませて送金した場合、問い合わせることは可能なのでしょうか。

実際に租税条約に基づいて問合せを行うには、以下の項目を相手国に提出しなければならないようです。
  1. 要請の対象となるものを特定する事項 
  2. 要請者の課税目的のために必要となる情報の期間
  3. 要請する情報の性質および当該情報を受領する形式
  4. 要請を必要とする課税目的および要請者への法令の運用に関連すると認められる理由
  5. 要請する情報を被要請者が保有しているか、又は管轄内の者が保有していると認められる理由
  6. 要請する情報を保有しているものの所在地(判明している場合に限る)
匿名性通貨を噛ませて全く別の海外取引所で売買した場合、5が不明になります。よって、租税条約に基づいても調査できないように見えますね。

もしかしたら、全ての海外取引所に対して、「当該期間において残高1億円相当以上を記録したことがあり、かつ日本からアクセスのあるアカウントの情報」などというざっくりした要請で情報が引き出せるなら、メールアドレス等からでも追跡できるかと思いましたが、そういうざっくり要請は出来ないようです。

ただし、租税条約には「要請に基づく情報交換」、「自発的情報交換」、「自動的情報交換」と3つの項目があります。要請に基づくものは無理でも、自発的ないし自動的交換であれば、ある程度把握できるかもしれません。

そんなことを考えていたら、世間ではこれですよ。
国税長官足かせに? きょうから確定申告 「雲隠れ」半年以上、書類廃棄にクレーム
産経も大批判する国税庁長官の"虚偽答弁"

もうね、低レベル過ぎて言葉もありません。あろうことか国税庁長官が国有地売却に関して、「書類がありません」「データは破棄して復元できません」などという答弁をしていたそうです。これが通用するなら、まともに納税する人は皆無でしょう。

2018年2月15日木曜日

国税庁と匿名通貨

先ほどの論文中にもありましたが、国税庁はDEXだけでなく匿名通貨にも対応する必要があります。例えば、DEX無しでも以下のような手順を踏まれた場合、どこまで正確に追跡できるでしょうか。
  1. 国内取引所でBTCを買う
  2. BTCを海外取引所に送る
  3. 海外取引所で匿名通貨、例えばDASHを買う
  4. DASHを自分のウォレットに送る
  5. 自分のウォレットから別の海外取引所に送る
  6. 送った先の取引所で売買する
  7. 売買が終わったら、DASHにして手順を5から逆戻りする
6の売買内容までは捕捉しにくく、把握できるのは国内取引所と最初の海外取引所での売買内容のみのように思えます。海外の取引所では、本人確認がなくとも仮想通貨の売買や送金が出来る所もありますので、手順自体は簡単です。

私のように技術に疎くても、少し考えればこの程度の工夫は思いつきます。仮想通貨に詳しい人なら、もっと分かりにくい方法が出せるでしょう。しかし、国税庁はDEXだろうが匿名通貨だろうが、正確に把握する責任があります。そうでなければ真面目に納税している人たちは、一体何なんでしょうか。

論文「仮想通貨の税務上の取扱い」

仮想通貨の税務上の取扱い
税務大学校の論文です。著者は安河内 誠氏です。個人的に気になったP.437後半からP.438前半、および結びを引用します。
国外送金等の場合は、国家管轄権の制約から円から他の通貨に交換されたあとの資金の流れの把握が困難になるのと同様に、仮想通貨の場合にも技術 的な制約から仮想通貨に交換されたあとの価値の移転の把握は困難であり、その入り口(出口)である法貨と仮想通貨との交換の場面でその交換の事実 等を把握することが最も適切な方法と考えられる。
提出させる情報は、IDのほか、仮想通貨の売買(売買の仲介を含む)の事実、取引金額、年末残高、アドレスなどが必要となるであろう。仮想通貨と法定通貨との交換が、仮想通貨交換業者を通じずに(分散型取引所(DEX))行われることもあり、このような情報を把握する別の手段も必要になる。異なる仮想通貨を第三者を介さずに交換する方法(アトミックスワップ)もある。
平成29年1月1日からCRS(共通報告基準)に基づく金融口座情報の自動的交換のための制度が実施される。金融機関においては顧客の居住地国の特定が義務付けられ、平成30年以降、金融機関は前年末において有する非居住者の状況(氏名・住所、口座残高等)を国税当局に報告しなければならない。各国の国税当局は、報告された情報を、租税条約等に基づいて、その居住地国の税務当局との間で一定期間ごとに相互に提供しあうこととされている。現時点では仮想通貨及び仮想通貨交換業者はこの制度の対象とされていないが、外国の交換所を通じた取引も容易に行われていることから、これを対象とすべきである。
特定の中央管理者を持たない仮想通貨のシステムが、従来の金融機関や金融システムのあり方や考え方を大きく変えているように、税制・税務においても、従来の考え方の延長線上では対応が困難であることを示唆しているとも思える。税制を含め、各種制度のあり方、大きくいえば国のあり方、国とその構成員である国民との関係がいかにあるべきか、ということが問われているようにも感じられる。
「仮想通貨の場合も価値移転の把握は困難であり、法貨との交換において把握するのが適切」と書いてあります。じゃあ始めからそうしなさいよ全く。DEX等に対応する必要があるとは述べていますね。また、仮想通貨交換業者もCRSに含めるべきと書かれています。書くのは簡単ですが、どこまで出来るのか不明です。

安河内氏が納税の仕組みを考えているわけではないでしょうが、なぜ税務大学校教育官の論文で適切と述べられている方向と真逆の税制になっているのか、理解できません。

国税庁とDEX

今後主流になるかもしれないDEX(Decentralized EXchange)について取り上げてみたいと思います。この取引所の利点については、リンク記事をご覧ください。
分散型取引所KYBERネットワークのメインネットがローンチ、便利で簡単すぎます

分散型取引所は、現在の日本の仮想通貨の税制に波紋を呼ぶものだと思います。国税庁はこの分散型取引所での取引に対して正確に課税できるのでしょうか。分散型取引所というぐらいですから、取引履歴は誰でも全て閲覧できると思いますが、ウォレットのみしか分かりません。

国内の取引所に対しては、国税庁は誰がどんなトレードをしてどの程度儲かっているか把握できます。それは国税庁が国内の取引所に問い合わせる権限を持っていて、取引所では円を介したやりとりには本人確認が必須だからです。

で、DEXは?まさか国内の取引所は簡単に調べられるから無茶な税制で散々搾り取るけど、DEXだと捕捉が面倒だから放置なんて課税の不公正はあり得ませんよね?現在の税制では、国税庁の方々は世界中のDEXでの取引について、日本のどこの誰がどう儲かっているか全力で捕捉するのが責任というものです。

DEX取引でも、ウォレットから追跡できるはずです。まず国内および海外取引所で日本人が所有するウォレットを全て網羅し、全てのDEXの取引履歴を取得して各ウォレットのトレードの有無を判断し、有であれば相手方通貨の取引時の時価データを取得し、その通算損益を計算し、本人情報と合わせてリスト化するプログラムが必要になります。

現在のような、「国内取引所で稼いだ人をリストアップ」などという作業とは難易度の桁が違います。国税庁の手腕に期待しましょう。

コインチェックの記者会見を読んで

【全文1/2】コインチェック、金融庁とのやり取りは「お答えできない」 改善計画提出後の記者会見
個人的に気になったのは、以下の部分です。
記者12 今後も営業を続けていくということで、匿名通貨の扱いはどうしていくつもりですか?
大塚 継続してやっていくかたちになっております。
記者12 もし登録ができなかった場合、解散・売却・その他の可能性について、どういう可能性がありますでしょうか?
大塚 そこは、登録ができないということは違法になってしまいますので、そこは事業ができないというかたちになると思います。
これは相当に怪しいです。匿名通貨の扱いを継続する以上、金融庁からの認可は下りないでしょう。「登録できなければ事業ができない」と大塚氏は述べています。本当に事業を継続する気があるかどうか、疑わしいです。匿名通貨が問題で認可が下りないなら、匿名通貨の取り扱いを止めるのが普通だと思います。

NEMも補償するとは言ってますが、依然として利根川幸雄方式であり、まだまだ予断を許さない状況であることには違いありません。仮想通貨の送金再開およびNEM補償が行われるまでは、温い期待を抱くべきではないでしょう。

2018年2月13日火曜日

Andreas Brekkenさんへの反論

さて、Brekkenさんから滅茶苦茶酷い評価を受けたIOTAですが、それに反論している方がいます。Ralf Rottmannさんです。記事を紹介します。Andreas Brekken proves he has no clue about the Internet of Things

彼の反論の主要と思われるポイントを引用して、日本語訳をしてみます。
More than 90% of his article deal with him having difficulties building, compiling and installing things: He does not appear to be somebody, who deeply understands technology or is used to setting up infrastructure level software. This would be just fine, not everybody needs to be in tech. However, if you’re so obviously overchallenged, you might not want to present yourself to the world, as being cryptocurrency land’s authoritative reviewer. Step back. Take a deep breath and start learning from the best. IOTA has lots of brilliant minds and a community driven by respect and mutual learning.
彼の記事の90%以上で、彼がインストール、コンパイル、構築で困難を伴ったことが扱われている。彼が技術について詳しい人、ないしソフトウェアのセットアップについて慣れている人には見えない。これは別に構わない。全ての人が技術に長けている必要はない。しかし、普通の人は、明らかに技術的に難しいなら、暗号通貨のレビュアーとして世に出ようと思わないかもしれない。一歩下がって。深呼吸して最も良いものから学ぼう。IOTAは多くの素晴らしい精神と、敬意と相互の学習によって運営されるコミュニティを持っている。
In the final 10% Andreas concludes, that IOTA cannot be used on the Internet of Things, because — please don’t laugh, I’m quoting his article — “[…] a smart lightbulb or drone [cannot] stay in sync with the tangle[…]”. If anybody actually reads to that last paragraph, it is fair to assume that by then it has become clear, that the author is almost the opposite of a technology expert. However, the fact that Andreas doesn’t even understand one of the most fundamental concepts of IOTA, is embarrassing to say the least.
Andreasは、記事の最後の10%でこう結論づけている。IOTAはIoTに使われない、何故なら---笑わないで欲しい、記事を引用するから---「スマートな軽い電球やドローンはTangleに同期できない」この最後の段落を実際に読んだ人なら誰でも、記事の著者が技術のエキスパートとは対極にあると思うのは自然だ。ともかく、AndreasはIOTAの最も基本的なコンセプトのひとつすら理解していない事実は、いくら控えめに言っても恥ずかしいことだ。
Well, let’s be patient and explain one more time: On the Internet of Things, edge nodes are mostly low-powered, occasionally connected devices, sometimes with just a few kilobytes of on-device memory. Nobody expects those devices to be in sync with anything. That is, why IOTA has a concept of nodes. Fullnodes and permanodes. These nodes stay in sync with the Tangle. Or, if you consider use cases which require offline-capabilities, even just with subparts of the Tangle, which can be attached back to the main Tangle at a later point. Simply brilliant, or? Andreas, you can stop trying to sync your 4 US$ sensor tag with the Tangle. It’s never meant to be.
さて、忍耐強くなるとして、もう一度説明しよう。 IoT上では、エッジノードの多くは低い電力で時々繋がるデバイスだ。時にはオンデバイスメモリの少量のキロバイトで。誰もこれらのデバイスがあらゆるものと同期することを期待していない。これが、IOTAにノードのコンセプトがある理由だ。フルノードと永久ノード。これらのノードがTangleと同期を保つ。これによって、オフラインの機能が要求される使用例では、Tangleのサブパートでも、メインのTangleに後で戻すことが出来る。で、どうなるかって?Andreas、お前は4USドルのセンサータグをTangleに同期しようとするのを止めることが出来る。それをTangleに同期しようとするのは意味がない。
こんな感じです。オンデバイスメモリ云々の詳細は分かりませんが、別に全てのIoTデバイスがTangleと常時繋がる必要はないということですね。ウォレットに関しては開発段階であることを認め、素晴らしいウォレットが今後出てくるとも述べています。

私の興味の大部分は価格ですので、技術的な詳細は分かりません。アドレス数の増加に伴って価格が伸びている間は保持する予定です。

2018年2月12日月曜日

Shitcoin.comのIOTAレビュー

Shitcoin.comという刺激的な名前のサイトがあるのですが、そこでIOTAのレビューがありました。面白かったので紹介します。Shitcoin.comのIOTAレビュー

記事を書いているBrekkenさんは、フルノードのIOTAウォレットを作って、IOTAをBianceで購入してウォレットに送金し、そこからBitfinexにIOTAを送ってBTCに換えました。一通り使ってみたという感じですね。過程はすっ飛ばして、彼の結論部分を引用したいと思います。日本語訳は拙訳です。
IOTA is the worst cryptocurrency I’ve reviewed so far. Installing the IOTA wallet was a pain. Receiving and sending IOTA tokens is technically challenging and time consuming. Address reuse can lead to loss of funds. There is no functional IOTA mobile wallet. There is no IOTA hardware wallet support.
IOTAは、私が今までにレビューした中で最悪の暗号通貨だ。IOTAウォレットのインストールはある種の苦痛だった。IOTAを受け取ったり送ったりするのは技術的に挑戦的であり、時間を浪費する。アドレスの再利用は資金の喪失につながる。機能的なIOTAのモバイルウォレットはない。IOTAのハードウェアウォレットのサポートはない。
But most importantly it is very clear that IOTA cannot be used on Internet-of-Things devices, the problem it markets itself as solving! How can a smart lightbulb or drone stay in sync with a “tangle” that requires vast amounts of CPU cores, RAM, and network bandwidth to stay in sync with?
しかし、もっとも重要なのは、IOTAがIoTデバイスに使われないのがとても明白なことだ。マーケットで市場化することを解決策としている。どうやってスマートな軽い電球やドローンが、膨大なCPUコア、RAM、そしてネットワーク帯域を同期に必要とする "tangle" に同期したままでいられるだろうか。
IOTA is a shitcoin. I don’t recommend buying or holding it. I’m even going to short it. However, if you choose to go against my recommendation, trade on Binance with my referral link. At least then your misery helps me.
IOTAは草コインだ。これを買ったりホールドすることは勧めない。私はむしろショートする予定だ。ともかく、もしあなたが私のお勧めに従わないなら、私がリンクしたバイナンスでトレードして欲しい。そうすれば少なくとも、あなたの悲劇は私の助けになる。
以上。一方的な評価ではありますが、かなり急所も突いていると思います。本当にIoTで使えるのかという点は、他のレポートでも指摘されていました。また、現状では、情報が少ないというのもありますが、他のコインと比べて分かりにくいし使いにくいのも間違いありません。

使いにくさについては、まだ開発の序盤ですし、そもそも人間が使うことをあまり想定していないせいもあるでしょう。この辺をどう見るかが問題ですね。Brekkenさんのレビューに対して反論している投稿もあったので、そちらも次で取り上げたいと思います。

それにしても面白いレビューでした。時間に余裕のある方は、ぜひ原文をご覧ください。あと、これは未来の話ですが、彼がIOTAをショートした結果も知りたいところです。

8909 シノケングループ

私が早く売り過ぎた株の筆頭ですが、いよいよ怪しいチャートになってきました。ファンダメンタルズの悪材料を探してみましたが、アパートローンが通りにくくなっているそうです。シノケンの受注実績も、今期の第3四半期報告書では、前期比で微増程度にとどまっています。

アパートローンの厳格化というのは、実は2016年末からみたいですね。随分前の話です。
金融庁・日銀、アパートローンの監視強化 過剰供給リスクで
2017年8月の記事では、アパートローンは前期比で4割減とあります。
アパートローン「急減速」のウラにあるものは

アパートローンが通りにくいのは、別にシノケンに限った話ではありません。業界全体に逆風が吹き始めたわけで、順風満帆の時期は終わったと言えるでしょう。大体の不動産屋はチャートが怪しくなっています。

今の不動産の主流は、善悪は措くとして、サブリースです。アパートローンがいつまでも緩いままだと、物件は供給過剰になります。家賃・入居率ともに確保が出来なければ、サブリースの家賃保証が減り、全額借入で建てたオーナーは、毎月のキャッシュフローがマイナスになることもあり得ます。

私の父は、随分昔にアパート2棟建てましたが、借金の返済が終わるまでは、やはりキャッシュフローがマイナスになりがちでした。 幸いなんとかなりましたが、毎月の返済額に加えて高額の管理料などを払っていると、プラスになりにくいものです。

仮に若いオーナーたちがマイナスのキャッシュフローに突入した場合、耐えられるかどうかはその人次第になります。そもそも、サブリースでは自分の物件の家賃すら自分で決められません。どんな人が入居してるのかも知らないはずです。それでオーナーと呼べるのでしょうか。甚だ疑問です。

2018年2月11日日曜日

ZaifもNEMを全額Hot Wallet管理か

何と男らしいのでしょうか。Zaifも預かりNEMを全額1つのホットウォレットで管理しているようです。
zaif社のNEM仮想通貨管理が脆弱であると指摘されている件

これも、下手をすると会社のNEMと顧客のNEMを分別管理していない可能性があります。ZaifのNEMウォレットは、1つしかRich Listに記載されていません。
NEM Rich List
ZaifのNEMウォレットは、現在はRich Listの4位に記載されています。Bittrexも1つしかなさそうですね。Poloniexはウォレットが2つあって、コールドウォレットに64%ほど入っています。

Zaifウォレットの入出金履歴を見ても、メッセージ欄と入出金額からして、顧客のNEMであるのに間違いありません。入出金履歴
Zaif社長の朝山氏は、NEMは安全対策がしやすいと語っていたはずですが、記事をよく読んでみると確かにマルチシグの話しかしていません。コールドウォレットは関係ないようです。

正直Poloniexにしてみても、たった2つしかなく、素人目には安全対策が十分とは思えません。そもそもhot/coldの二個しかないのに、どうやって顧客のものと自分達のものを分けられるのでしょうか。預かり分のhot/cold、自分たちのhot/coldで最低4つは必要になると思うのですが。

Zaifにも金融庁の調査が入ったようですが、これでは確かに調査も入るでしょう。コインチェックの中の人がチクったのかな。

追記 記事修正
大変失礼しました。私が数字の桁を読み間違えていました。Poloniexではcoldに2.3億NEM、hotに1,300万ですので、5~6%しかホットウォレットに入っていません。比率的にはこれが普通の運用と言えそうです。しかし、顧客用と会社用で分けてあるようには見えません。Poloについては、日本の会社ではないので、分別管理についての規定も違うのかもしれません。

Yobitで流出NEM取扱禁止

crypto Tonyさんのツイート
Yobitで流出NEMでも売れていたわけですが、ツイートを読んだ感じでは流出NEMの場合は引き落としと積立が出来なくなっているようです。 犯人は現在市場価格の25%引で販売しているとのこと。Yobitという洗浄先が無くなったので、困って割引したのでしょうか。とはいえ、もう数億円分は売れたようですが。

何にせよ、世界中の取引所で流出NEMの入ったウォレットは売買禁止にしてしまえば、ダークウェブだろうが何だろうが流出NEM買う人はいないはずです。問題は、一か所でも売買出来る所があれば資金洗浄出来てしまう点ですが、ぜひ世界中の取引所で禁止にして欲しいものです。

面白がって犯人から買う人は今後もいるかもしれませんが、そういう人はそれなりに扱われるので、それでよいかと思います。

BTCは、現在6,000~9,000のボックスです。下げトレンドであれば、少なくとも6,000を試さなければなりません。割れたときはどこまで下がるか分かりません。6,000手前で反転するようなら結構強いです。

イタリアでも不正流出

今度はイタリアで、Nanoと呼ばれる仮想通貨が不正流出したようです。
伊ビットグレイルで約200億円分のナノ(XRB) 不正流出 持ち逃げ疑う声も
これを受けて、また相場が下がっています。流石に流出しすぎですね。

NanoはIOTAと似た通貨ですが、IOTAがIoT用であるのに対して、人間が使うことを前提としているようです。FAQのvs.IOTA欄にIOTAとの違いが書いてあります。Nano FAQ 英語の技術説明ではピンと来ませんが、承認の仕方がちょっと違うようです。IOTAとビジョンが違うことは明確に書いてあります。

IOTAはアドレスと秘密鍵が使い捨てなので、人が使うには物凄く使いにくいです。恐らくNanoは使い捨てではないのでしょう。Nano自体は、今後もちゃんと開発が進むなら非常に面白い通貨だと思います。人間用IOTAだと思えばいいわけですから。

相場に話を戻しますと、立て続けの巨額流出で強気になるとは思えません。BTCは30日移動平均線ですら遥か上ですし、コインチェックの問題も片付いていません。下目線が普通かと思います。

追記
Bitgrailの創業者は、全額補填はできないとツイートしています。
Francesco氏のツイート
少なくとも、この点においては正直であると言えそうです。

2018年2月10日土曜日

NEMのCold Walletは難しいのか?

ちょっと気になったので調べてみました。

NEM のコールドウォレットの自作は難しいのか検証してみた
コールドウォレット、マルチシグって何? 今さら聞けない仮想通貨の基礎知識
[コインチェック流出]その技術的ミスをNEM財団VPが語る 公式インタビュー全文翻訳

技術的にはそれほど難しくはないようです。二つ目の記事から、特に気になる部分を引用します。
しかし、高いセキュリティーの反面、コールドウォレットのマルチシグ運用は実務的には敬遠されがちだという。その理由として、杉井さんは次のような要因を挙げた。
・トランザクション(取引)コストが2〜3倍に増加し、手数料に影響。価格競争力が下がる。
・ネットワーク越しの遠隔制御ができない。即時出金などの対応ができないためユーザーの不満がたまる。
・運用手順が煩雑で構築コストも高い。物理的に分離された別々の個室を複数準備しなければならない。常時監視や入退出の管理も必要。
・オペレーションの人件費が高騰する。署名者を複数人雇わなければならない。少なくともオペレーター3人、マネージャー3人程度が必要。24時間対応ならその数倍も。
ユーザーの利便性やコストの問題から「取引所は二の足を踏んでいるところがある」と杉井さんは話す。
こりゃ、確定ですね。技術的に難しいわけでなく、運用が面倒なので導入せずにほったらかしにしたのだと思います。私の視点では、弁解の余地なしです。不誠実な人といい仕事をしようとしても、出来るわけありません。単純に避けるのが上策です。

追記
ブルームバーグにも記事がありました。
不正流出の「NEM」、実は安全対策が容易-日本中心に高い人気

日経平均

株ブログなのに仮想通貨ばっかりになってます。たまには日経平均でも取り上げようかと思います。なんか最近下げたらしいので、大局的に月足チャートを見てみます。

当たり前ですが、株価が上がっていても、モメンタム指標の最大値は下がりつつあります。勢いはなくなってきていると言えそうです。とはいえ、24ヵ月移動平均線は価格の下で上向きなので、まだ下げ相場とは言えません。

ファンダメンタルズで見ると、アメリカの金利は上昇中、金融引き締めターンです。金利の上昇は、何故か分かりませんが、伝統的に、アメリカが高金利に耐えられなくなるまで機械的に続けられます。

アメリカが耐えられなくなるのがいつなのか分かりませんが、ともかく時間の問題である点には変わりません。私は日本の株を全然チェックしてませんが、去年の時点で安いと感じる株はなかなか探すのが難しい状態でした。ましてさらに値上がってますから、もう後は食べられるだけの太った豚さんにしか見えません。

日本株を取り引きされている方は、慌てて脱出する必要もないと思いますが、しかし徐々にでも現金比率を高くしていくべきターンだと思います。値動きの芳しくないものから売るようにしていけば、自然とそのうち綺麗に片付いてしまうのではないでしょうか。

もちろん、多様化の一手段として、仮想通貨もお勧めです。仮想通貨だってファンダメンタルズとチャートを見て、いい取引だと思えばさっさとやればいいだけで、株と大差ありません。投機の技術は応用が利くものです。


IOTA日足

リバウンドしてます。しかし、調整が終わったのかどうか、まだ分かりません。モメンタム指標を見れば、短期で下げ過ぎていたことが分かります。1.2ドルまで下げれば、30日移動平均線ですら遥か上です。一時的なリバウンドに過ぎないかもしれません。

ファンダメンタルズでの下げ要素といえば、やはりコインチェックで、コイン出金が可能になったとしても、分別管理していなかったせいで一斉出金に耐えられない恐れがあります。まだ出金対応の発表は日本円だけですが、こちらも混乱がないとは断言できません。

下げが終わった場合、27万アドレスに対して1.2ドルを付けましたので、1万アドレス当たり0.044ドルが最安値となります。しかし、これは以前の安値である、6.5万アドレスに対して0.32ドルとあまり変わりません。こちらは0.049ドルです。安値レンジとして0.044~0.050と捉えた方がいいかもしれません。

現在は30万アドレスぐらいなので、ETHを参考にすると100万アドレス到達に7ヵ月かかります。やはり今年9月中には100万アドレスを達成するペースです。1万アドレスに対して0.044ドルを採用すると、9月中には4.4ドルが安値になります。さらに一年後は1,000万アドレスになるので、安値44ドルになります。

本当にそんなに簡単な計算で安値が求まるのかどうか、また本当にそんなに価格が伸びていくのか、私も大いに疑問ですが、時間と共に明らかになるので楽しみにしたいと思います。


2018年2月9日金曜日

流出NEMの行方

自前で取引所を作って販売とは・・・。ようやるわ。既に3億円分ほど捌けたようです。
流出ネム、既に3億円分が他通貨に交換か
取引所が出来て数日でこの金額なら、年内に全て他通貨に出来ちゃいそうな感じですね。

犯人からNEMを購入した人は、Yobitと呼ばれる取引所でまた別の通貨に変えているようです。
モノアイさんのツイート
NEM財団は、タグ付き財布の識別方法を取引所に教えていますから、取引所はタグ付き財布は売買禁止に出来ます。しかし、Yobitはそれをしていないということになりますね。かなり怪しい取引所です。

犯人が自前の取引所で誰かに流出したNEMを売って、購入した人はYobitでそれを違う誰かに売っています。Yobitで押し付けられた人は、流出NEMだとは知らずに買っているはずです。分かってれば犯人から15%引きで買っても同じですから。

これはもう、資金洗浄ほぼ完了な感じです。他のコインに変えれば取引所で売買できるはずなので、私の理解が正しければ、DASHなど匿名性通貨に変えて、少額ずつDASHの別ウォレットに送金していけば、もう追跡できなくなります。法定通貨での引き出しも出来るでしょう。

まだMt.Goxの事件ですら全容が解明されていません。この事件も犯人の特定には相当の時間を要するか、あるいは藪の中になると思います。後は、分別管理していなかったコインチェックが、今後の怒涛の出金および訴訟に耐えられるかどうかです。

2018年2月8日木曜日

XEMチャート

XEMのチャートを見てみましょう。一時200円以上をつけましたが、現在は58円です。200日移動平均線で跳ね返してますが、いつまで機能するかは分かりません。今が底値を練っているのかどうか、判断にはもう少し時間が必要です。

ところで、ここまで下がったらコインチェックはXEM現物を市場で調達した方が安いです。5億XEMの買いは当然市場価格を押し上げてしまいますが、各種手数料込の88.549円未満で調達すれば、コインチェックからすれば得になります。まして今は60円以下ですから。

現物で返せば顧客の税金問題も回避できます。利益確定にはなりませんから。発表してしまうと価格が急に戻ってしまう可能性があるので、静かに買い集めなければなりません。コインチェックのスーパーファインプレーに期待しましょう。出来るわけないですけど。


2018年2月7日水曜日

ゴールドマンと仮想通貨

大半の仮想通貨は価値ゼロに、生き残る通貨少ない-ゴールドマン
あれ?逆指標たる彼らがこんなことを言うとは、意外に底が近いんでしょうか。これはいい材料ですね。

IOTAの対数チャートを見てみましょう。12月に急落して1.1ドルをつけ、直近で1.2ドルをつけました。 このラインがサポートになっていることが分かります。仮に今の価格で横ばいになるとすると、下げトレンドと価格がぶつかるのは3月中旬頃です。

3月中旬で下げトレンドが切れた場合、現在の下げは期間で見ると下げ相場というより調整です。どうなるかは分かりませんが、とりあえず今は、1.1ドルのサポートが破れるかどうかが注目ポイントです。

フォルクスワーゲンとIOTA

IOTA基金はドイツにあったと思いますが、同じくドイツのフォルクスワーゲン最高デジタル責任者がIOTA基金の監査役になったそうです。
独フォルクスワーゲン最高デジタル責任者がIOTA基金の監査役に

オマハの爺さんに言わせれば、仮想通貨はファンダメンタルズがないということになりますが、仮想通貨のファンダメンタルズは、利用者の数です。そして、利用者の数を支えるのはコインの技術です。電話は一人が使っていても何にもなりませんが、電話網を整備し、多くの人が使うことで価値が出ます。

というわけで、まともに開発が続いていて、ユーザーが増加しているコインなら、相場の暴落は絶好の買い場でしかありません。日本の税制が何とかなれば、私ももっと活発に売買して利益が増えそうなものですが、55%ではやるだけ手間としか言いようがありません。

しかし、仮想通貨の未来は明るいと思ってますので、呑気に構えております。相場はまだまだ下げるかもしれませんが、5年間売買出来なくてもいいものを持ちなさいって、あの爺さんも言ってましたね。

2018年2月6日火曜日

IOTA

こちらも200日移動平均線を割り込みました。現在のアドレス数は27万程度です。今までのIOTAのアドレス数当たりの安値で計算すると1.33ぐらいが安値ですが、もうすでにそのぐらいなので、これも更新すると思います。

上場して1年も経ってませんから、アドレス数当たりの高値安値は今後も更新される可能性があります。高値はあまり更新しないかもしれませんが。安値水準は下げ相場で切り下がっていくでしょうが、アドレス数自体は今後も爆発的に伸びていくのに間違いはありません。

IOTAは、今の価格から半額になってもおかしくないと思ってますが、それだと0.7ドルです。0.7ドルになるまでしばらく時間もかかるでしょうから、50万アドレスで0.7ドルぐらいでしょうか。なんとも、今後の相場を見てみないと分かりません。

相場は爆下げしているので、今からの急反転は、コインチェックが約束通りの補償をするぐらいの奇跡がないと無理でしょう。下げるだけ下げて、半端な人から退場していくのが自然なのです。

2018年2月5日月曜日

ビットコインの200日移動平均線

割れました。しかもまだ、コインチェックの問題は全貌が見えません。どこまで下がるか分かりませんね。本格的な下げ相場になれば、4000かあるいは2000か。まだ全然底ではありません。絶賛大暴落中というのが正しいです。

ビットコインは、昨年末にアドレス数当たりの時価総額が過去最高を記録していました。つまり、アドレス数当たりの時価総額が最低レベルになるまで、まだかなり下げ幅があります。

現時点では1200ドルぐらいですが、そこまで下がるかな。アドレス数の増加も見越して2000か4000ぐらいだと思いますが。まあ、正直分かりません。いきなり反転する可能性も、無いとは言えません。私が世界中の材料を把握しているわけではないのですから。

少なくとも、もし1200ドルまで年内に下がれば、素晴らしい買い場であることは保証できます。




2018年2月3日土曜日

IOTA日足

200日移動平均線まで来ました。他の通貨でも大体そのぐらいだと思います。ここが踏ん張りどころです。コインチェックの資金が他にも流出しまくってれば爆下げ確定ですが、金融庁が入ったことで、多少落ち着くかもしれません。しかし、仮に反転していくにしても、まだしばらく時間がかかるでしょう。

コインチェックは、プレスリリースで顧客の資金が顧客専用の銀行口座になっていることを発表しました。日本円出金の再開の見通しについて
金融庁に怒られて、慌てて振り替えたんでしょうか。立ち入り後なので、割といいニュースだと思います。

追記
しかし、元々混ぜていた顧客と会社の資金を1日で分離できるのは随分手際がいいですね・・・。顧客の入金額が分かっていれば分離すればいいだけですが、検査から1日で顧客分を全額移動までできるでしょうか。まだまだ油断をしない方が良さそうですね。


IOTAは人間には使いにくい

ここで、あまり語られないIOTAの使いにくさについて書いてみたいと思います。
まず、IOTAをウォレットで受け取る手順は、こちらをご覧ください。

で、何が使いにくいかと言うと、ここです。
アドレスは使い捨てです!
一度使用したアドレスは再利用してはいけません。
使いまわしにより、プライベートキーがハックされる可能性が発生します。
 IOTAではアドレスが使い捨て。これが使いにくさの肝です。つまり、同一人物に送金する場合でも、送金毎に毎回アドレスを生成してもらって、送り先を指定し直してもらう必要があるのです。自分が受け取る場合も同じです。送金の度に、毎回アドレスを指定し直す必要があります。

例えば、ビットコインでの募金は、比較的簡単に出来ます。自分のウォレットアドレスを一度だけ不特定多数に指定すればいいのです。しかし、IOTAで募金を募ろうとしても、現状ではほぼ不可能です。募金の意志のある人に対して、全てアドレスを生成して送らなければなりません。

なぜこんな面倒な仕様なのでしょうか。どうやら、量子コンピュータの出現に備えて、アドレスを使い捨てにしているようです。ついでに、IoTの少額決済用なので、そもそも人間が使うことをあまり想定していないということだと思います。

Tetherについて、場合分け

TetherおよびBitfinexが誠実であるか否かについて、それぞれ場合分けしてみましょう。

1.TetherおよびBitfinexは不誠実である
この場合、Bitfinexはドルの裏付けのないUSDTを発行し、BTC等を買っています。USDTの財務的な裏付けについては、Bitfinexのトレードの結果次第となります。企業倫理の観点からは論外であることは言うまでもありませんし、準備金不足となれば、世界中の取引所で取り付け騒ぎになり得ます。

2.TetherおよびBitfinexは誠実である
この場合、Bitfinexはドルの裏付けのあるUSDTのみ発行しています。発行量の急増は、仮想通貨利用者の急増し、ドルが急激に流入したためと考えることが出来ます。フリードマンと提携を解消したことについては、そもそも米国から弾かれた取引所が、米国企業から監査を受けることを良しとしなかったり、あるいはフリードマン側が、米国当局から快く思われていないBitfinexに対して、煩雑すぎる監査をした可能性もあります。

結局、現在のままでは疑惑のままですが、数か月以内にははっきりするでしょう。2であれば、Bitfinexはどこか他の監査を受けるはずだからです。いつまでも監査を受けずに引き延ばすようであれば1です。

何故EURTを発行したかについては、Bitfinexは米国から弾かれているので、BitfinexでUSDの取り扱いを止めるためと見ることも出来ます。EURTがある程度の規模になれば、Bitfinexが保有するUSDTをEURTに変換してしまえばいいのです。

また、取引高の大きい日本人をお客として取り込みたければ、USDTあるいはその一部をJPYTにする可能性もあります。この場合は、日本の銀行と連携を取らなければなりません。勿論、監査は必須になりますね。

追記
こんな記事を見つけました。
【寄稿】BitfinexのCFOが口座残高を見せてくれた!中国の著名仮想通貨事業家、老猫(LaoMao)がGiancarl氏(Bitfinex 兼Tether(USDT) CFO)にインタビュー
LaoMao氏は、Bigoneという仮想通貨取引所のCEOのようです。

Bigoneでは、USDTの取り扱いを始めてます。
BigONE Adds ERC20 tokenised USDT Trading Market

悪い材料ではありませんが、ともかく監査が必要な点には変わりません。

2018年2月2日金曜日

監察官、CCに10人常駐

大金扱う管理態勢ないコインチェック 金融庁、強い懸念
10人常駐?24時間体制なんでしょうか?相当厳しいですね。
これは恐らく、残っているコインチェック社員の不正送金を防ぐためもあると思います。

みなしでいつまでも営業できず、しかし認定を貰える目途もなく。
LISKの流出もありますし、NEMにしても計画された内部の犯行だと思います。
Wantedlyにあるコインチェック社員の人数が3名まで減っているのも、明らかに変です。

何となくCCからはダークサイドフォースを感じていましたが、想像をはるかに超えるダークサイドぶり。

Tether問題について

Tether Printed One-Third of All USDT After Receiving Subpoena
日本ではコインチェック、海外ではテザーで仮想通貨は盛り上がっております。
テザー社は、昨年12月6日に米国先物商品取引委員会(CTFC)から召喚を受けました。

そして、USDTの1/3は、この召喚を受けた後に作られたというんですね。
疑惑の目が向けられて、呼びつけられてから全体の34.5%ほど刷ったそうです。
疑惑の通りUSDTに裏付けがない場合、いい度胸をしているとしか言いようがありません。

そしてなんと、テザーはユーロに固定のEURTも今年に入って発表しました。
USDTを提供するTether社がユーロに対応したトークンEURT発表
これもやはり、疑惑の通りであれば、厚顔すぎる行動です。

召喚から既に2ヵ月ほど経ってまだUSDTが運用されているから大丈夫と見るか、それとも物凄く厚かましい連中だが時間の問題と見るかで、真逆の見解になります。

テザーはBitfinexと深い関係にありますが、他の海外取引所でもテザーは使われています。
つまり、問題はBitfinexにとどまらず、テザーを使っているすべての取引所に影響します。

ちなみに、Bitfinexの個人アカウントのセキュリティは、日本の取引所より遥かに堅牢に出来ます。
日本は二段階認証のみが大体だと思いますが、Bitfinexでは二段階認証のみではGoodまで行きません。
出金先のホワイトリスト、出金時の秘密の質問、普段と違うIPのログインで出金ロック等が設定できます。

二段階認証のアプリも3つの中から選択でき、さらにメールの暗号化とか、私ではよく分からないセキュリティ項目まであります。総じて、去年の6月にようやくGoogle Authenticatorのみを導入したコインチェックなどとは比較になりません。

ここまで個人アカウントのセキュリティに関心を払う取引所で、テザーの資金がガバガバなんてことがあるのでしょうか。もしテザーがガバガバなら、Bitfinexもガバガバと見るのが妥当ですが。
個人的には想像しにくいですが、どちらにせよ、時間が明らかにしてくれるでしょう。

CC、LISKも流出済みか

コインチェック騒動のさなかに1363億円の資金移動、不正送金疑惑が浮上
ちなみに、これ、多分記事の数字が間違ってます。
記事中では1,000万LISKの後に4,180万LISKが流出と書いてありますが、どう見ても418万です。

つまり、流出分は1,400万LISKぐらいなので、1LISK2,400円として、350億円ぐらいです。
規模からして、全LISKも流出していると見るべきでしょう。
不正流出なら、被害額は現在の時点で計1,000億円程度になります。さて、どこまで膨らむか。

金融庁、CCに立ち入り検査

金融庁、コインチェックに立ち入り検査
もう祭りもクライマックスとなりました。2/13を待たずに突入ということで、機敏ですね。
後は、真っ黒なことが発表されて終わりでしょう。いくら残っているのやら。

杜撰な会計で、全てのコインの一斉出金に耐えられないことは明白です。
被害者は、少なくともコインチェック利用者全員です。
大きく見ると、相場が暴落してますので、仮想通貨の参加者全てが迷惑してるとも言えますね。

まあ、これも相場です。こういうのがあるから面白いんですよ、相場は。
まだ200日移動平均線を試していません。さらに下げるでしょう。
どこまで下がるか分かりませんが、下げ切った雰囲気は全然ありません。

2018年2月1日木曜日

バフェットとビットコイン

オマハの爺さんが、またビットコインについてコメントしています。
Buffett on cryptocurrencies: 'I can say almost with certainty that they will come to a bad ending'

「ほぼ確信して言えるが、仮想通貨はバッドエンドを迎える。」
恐らく彼は、2014年時点と同じで、送金の一手段として捉えているのだと思います。
彼からすればファンダメンタルズは無いも同然で、故に常時バブルという判断になります。

しかし、ショートする気もないようです。
「なぜ全く知らないものをロングしたりショートしないといけないんだ。」とのこと。
 そりゃそうだ。

2014年時点と違うのは、肯定的な発言も若干あったことです。
"If I could buy a five-year put on every one of the cryptocurrencies, I'd be glad to do it but I would never short a dime's worth."
もし、仮想通貨の全てを5年間保持出来るものを買えれば、喜ばしいだろう。しかし、10セントでもショートはしない。
仮想通貨ETFみたいなやつですね。分かります。
相変わらず仮想通貨には否定的なバフェット爺さんでしたが、少し認識も変わったようです。
それにしてもこの爺さん、いつまでも元気だなあ。

追記
最後の部分は私の誤訳で180度違う意味でした。If I could a five year put は、「(実際にはそういう商品はないけれども、可能であれば)オプションの売りを買いたい」という意味が正しいですね。やはり否定的な見解は変わらないようです。

XEMチャートから見るCC補償

コインチェックは、88.549円で補償すると発表しました。
これは空手形だと思いますが、相場がこの問題をどう見ているか、チャートから判断してみます。
現在は0.8ドル前後です。1ドル108円とすると、86.4円です。

ギリギリ、コインチェックの補償額より下で推移しています。
この価格だと、コインチェックが補償した場合、税金を考えなければわずかに得になる額です。

相場がコインチェックの顧客のことを考えて、NEM価格をまけてくれているのでしょうか。
まさか、そんなに温いはずありません。
補償されるなら、コインチェックの補償額より上の価格で推移するのが自然です。

チャートを見れば分かりますが、下げトレンドの真っ最中です。
恐らく、真っ黒のコインチェックは2/13までに報告できず、一段と下げるでしょう。
その時、多くの通貨で200日移動平均線が試されることになります。

そこで支えられればいいですが、突き破って下げ相場入りでも文句は言えません。


仮想通貨の過熱ぶり

世界中の取引所で、新規アカウントの開設が制限されていたようです。
世界中の仮想通貨取引所で新規アカウント登録中止(Binane,bittrex,Bitfinex,cryptopia,CoinExchange,kucoin)

例えばBitfinexなどは、新規アカウント開設に条件が付いてます。
Bitfinex Reopens Registrations
New accounts will need to deposit fiat or crypto to achieve minimum account equity of 10,000 USD equivalent before they can trade or offer funding. After reaching this minimum, an account becomes fully activated (Note that after this initial activation, account equity is allowed to drop below this activation threshold without consequence).
新規アカウントは、トレードやファンディングの前に1万ドル相当の法定通貨ないし暗号通貨の積立が必要です。この最低額に到達した後、アカウントは完全に稼働します。(この最初の稼働後、アカウント残高は最初のしきい値以下になることが許されます。)
ウチで取引するなら最初に100万ぐらいは入金出来るんだろうな、ということですね。
稼働後は引き出しちゃっていいみたいですが、とにかく一回は入れないといけないようです。

こういう条件は、日本の取引所では今はないし、今後もありえないと思います。
仮に付けたくても、その取引所への批判が多くなるので難しいでしょう。

その他、こんなことが書いてありました。
もしBitfinexのウォレットで気絶投資をしようとする方は、注意が必要です。
Abandoned Property: Where you have not logged into your account on the Site for an uninterrupted period of two years, Bitfinex thereafter reserves the right to deem any and all property that you hold on the Site, including Digital Tokens, to be abandoned, with or without notice to you. If your property is abandoned, it will be dealt with in one of two ways. First, if you are an unverified customer, it will be immediately forfeited to and seized by Bitfinex. 
ざっくり訳すと、2年間通してログインが無い場合、未承認アカウント(メアドのみの登録者)は、仮想通貨も含めてBitfinexに没収されます。通知なしでの没収もあり得るようです。
これも日本ではありえないですが、海外ならではですね。他の取引所でもあるのかな?